
ご挨拶とプロジェクトの主旨について
私たち「命と性の相談室」は、現役の産婦人科看護師や看護学校の教師を中心に、正しい性教育を広めるために活動するNPOです。
20xxから正式にNPO法人として発足し、学校や企業、養護施設をはじめとする団体や、子供がいるパパやママなどに向けて、正しい性教育をお届けしています。

現代の学校教育では、性教育の内容が不十分であり、特に肝心な部分は法律の制約により隠されたまま教えられているのが現状です。
性に関する知識が不足していることが原因で、性被害も性加害も起きていると私たちは考えています。
このような悲しい出来事をなくすためには、子供たちの年齢に合った、正しい性教育を行うことが必要不可欠です。
そこで私たちは、幼少期の子供たちに向けて、性に関する大切な知識を学べる紙芝居を作成し、幼稚園や児童館、支援学級の子供たちに届けたいと考えています。
「無知が引き起こす悲しみをなくしたい」――そんな思いを胸に、このプロジェクトをスタートしました。
皆さまの温かいご支援をいただき、未来を生きる子供たちに「正しい知識」と「守る力」を届けるお手伝いをしていただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
私たちが紙芝居の作成に取り組む理由

今回私たちが世の中に広めたいと考えているのは、子供達に知っておいてほしい「性」に関する知識を、幼少期の子供にも分かりやすいストーリー仕立てで伝える紙芝居です。
これは、NPOの代表である松井が、長年行ってきたセミナーや講演活動などを通じて痛感した、幼少期のうちにこれだけは知っておいて欲しいと考える内容が盛り込まれています。
性教育を教えやすいツールの不足
教育現場でも、ご家庭でも、性についての教育が必要なことは感じておられますが、実際に教えるための適切なツールがなく、教えにくい、話しにくいことを理由にきちんとした性教育を行うことができていないと感じています。
だからこそ、すぐ行動に移すことができるツールが必要なのです。
性がタブー視されていることで、教える側の先生達もまた充分な性教育が受けた経験がないのが現実です。
今回私たちが作成しているのは、子どもたちが自分の身体を守るために必要な知識を学べるツールです。
絵本は多く存在しますが、紙芝居はこれまでありませんでした。
紙芝居の特定として、必ず「読み聞かせる」形になることが挙げられます。この紙芝居では読み聞かせる大人のための「ガイドブック」も合わせて提供しています。
そのことで、子供たちが誤った解釈をせずに正しい理解を深めることができると考えています。
この紙芝居を通じて、子どもたちが正しい知識を身につけ、性被害・性加害の抑止につながることを目指しています。
紙芝居のストーリー
サンプルテキストサンプルテキスト






日本の性教育の現状を知っていますか?
まず、知ってほしい現実があります。
ちかごろ、やっと性教育が見直しされ、性教育に力を入れる学校は増えてきました。
しかし、現状は時間と内容はまだ不十分です。
学校によって教える内容や時間が大きく異なり、すべての子どもが平等に性教育を受けられるわけではありません。
その大きな理由の一つが「学習指導要領」の制限です。
中学校の保健体育では「妊娠に伴う経過は扱わないものとする」という一文が未だ残っているため、「性交」について話すことができず、具体的な性について教えることが難しくなっています。
教科書自体が「はどめ規定」に沿った内容になっており、本来知識として知っておくべき事柄についても記載されてない内容が多く、子どもたちに本当に必要な知識が届いていません。
性教育がタブーとされてきた日本
日本では、性に関する話題が「タブー」とされてきました。
そのため、多くの保護者自身も十分な性教育を受けていません。
その結果、家庭で性教育を行うのが難しいと感じる人が多いのです。そのため、学校での性教育に期待する保護者も少なくありません。
しかし、現在の学校教育では、性教育に関する時間や内容が不足しており、平等に学べる環境が整っていないのが現状です。
学校側の問題も多くあります。学校の経済難や時間的余裕がない、保護者からのクレームが怖いなどです。そのため、子どもたちが平等に学べる社会ではありません。
世界では、「ユネスコ国際セクシャリティガイダンス」がありますが、日本ではその基準に沿った教育が実施できていません。
*国際セクシュアリティ教育ガイダンス | SEXOLOGY

未就学児や小学生が被害に遭っています
こちらのグラフをご覧ください。

「若年層の性暴力被害の実態に関するオンラインアンケート及びヒアリング結果」報告書(令和4年3月 内閣府男女共同参画局)
ネット社会での性教育の必要性
今の時代、インターネットを通じて性に関する情報に触れる機会が増えています。
しかし、正しい情報だけでなく、間違った情報も簡単に広まります。
子どもたちが間違った情報に惑わされないよう、正しい知識を身につけることがとても大切です。
目標はこの紙芝居を通して自分の身を自分で守れる子どもを増やすことです。
紙芝居ならではの特性を活かせて、自分たちでそれぞれ考え、学び、もしもの時に判断、すぐに行動に移せる内容を盛り込んで作成しています。
この紙芝居を使い、何度も繰り返し聞かせることで、自分自身で守れる子供達をふやし性被害の抑止に繋げたいと考えています。
私たちの目指す社会
私たちの目標は、「性の被害者も加害者もいない社会」をつくることです。
そのために、子どもたちが正しい性教育を平等に受けられるようにすることが必要だと考えています。この紙芝居プロジェクトを通じて、その第一歩を一緒に進めていきたいと思っています。
